高圧電源と安全性に関する情報
貴社の装置の接地方法を教えてください。
接地は電源装置の適切な作動に欠かせません。接地接続は、その他すべての測定の基準となる、周知の基準電位を確立するものです。システム内の接地のインピーダンスが低く、また電流が接地導線を流れる際に、システムのある部分から別な部分への電圧変化を生じさせないような形で接地が接続されていることが重要です。
お客様のシステム接地において電圧変化が生じる可能性を最小限に抑える最も良い用法は、シャーシおよびフレーム接続を介した接地面を利用することです。高圧電流の発生源は電源装置であることから、システム接地から他の外部装置への連携ポイントを接地ポイントとすることが推奨されます。
電源装置のリア・パネルは、利用可能な最も太いゲージの線を使用して、可能な限り直接的で頑丈な方法で、また安全かつ耐久性のある方法で、このシステム接地へ接続されることが望ましいです。これは装置のシャーシを、周知の基準電位へつなぐものです。
HV電源装置の損傷はほとんどの場合、負荷のアーキング現象の際に生じるという点を理解しておくことが重要です。アーキングは非常に高い過渡電流を生じ、接地が不適切だとこの電流が電源装置の制御回路(および他のシステム回路)に損傷を与えます。製品マニュアルに、接地要件に関する詳しい情報が記載されています。さらにご質問がありましたら、弊社販売部門へお問合せください。