高圧電源と安全性に関する情報

電圧モードと電流モードの違いは何ですか?

電圧モードと電流モードは、装置の出力を制御する2通りの調整条件です。ほとんどのアプリケーションにおいて、電圧源として使用される装置を必要とします。電圧源は、電流が0から最大定格電流まで引き出される際、一定の出力電圧を供給します。これらのアプリケーションでは、電源装置が電圧モードで作動し、一定の出力電圧を維持する一方、負荷に対し必要な電流を供給します。電圧源は一般的に、装置の低出力インピーダンスを供給するものとしてモデル化されます。

電力モードも同様の形で機能しますが、装置の出力電流を望ましいレベルに制限および調整するという点が異なります。装置が電流モードで作動する場合、装置は短絡回路を含む様々な負荷電圧条件へ、一定の電流を供給します。電流源は一般的に、装置の超高出力インピーダンスを供給するものとしてモデル化されます。

これら2通りの調整条件は連携して持続的に装置を制御しますが、ある時点で調整を行うのはどちらか一方だけです。これらは高速で作用する電気調整回路であるため、電圧モードと電流モードの自動クロスオーバーは設計固有のものです。お客様が利用可能な電圧モードと電流モードの設定ポイントをプログラミングすることにより、あらゆる作動条件下で装置の最大出力電圧および電流を制御可能となります。