アプリケーションノート - 高電圧電源
STシリーズの並列機能
AN-16
標準品のSTシリーズは、シングル6Uシャーシ、12kW定格の高圧電源装置です。より高い電力レベルが必要な場合、STシリーズは、最大100kWの高圧出力電力を供給するプライマリ/セカンダリ構成を構築するために、シャーシを並列にすることによって、追加の電力能力を供給するように設計されています。
プライマリシャーシは、お客様のインターフェース接続ポイントです。このマルチシャーシシステムは、単一の電源として効果的に機能します。プライマリユニッにはフル機能のフロントパネルがありますが、セカンダリユニットにはブランクのフロントパネルがあります。
複数の独立した電圧源を並列に接続できないため、このように工場で構成されたプライマリ/セカンダリのアレンジが必要となります。特定の機能のために、STには3つの基本的な種類があります。
スタンダードシャーシ
標準STユニットは、STデータシートに詳述されているように、12kW定格、シングル6Uシャーシです。このシングルのシャーシユニットには、フル機能のフロントパネルがあり、並列能力で機能することはなく、12kWの出力電力に制限されています。
プライマリシャーシ
プライマリユニットは、標準ユニットとは非常に似ているように見えますが、プライマリ/セカンダリアレンジメントの制御エンティティとして機能するように構成されている(ハードウェアとファームウェア)ため、標準ユニットとは異なります。プライマリシャーシは工場出荷時の設定でなければならず、セカンダリユニット特定の既知の構成を制御するためにテストされている必要があります。プライマリユニットは、元の工場構成に従って、セカンダリユニットを完全に補完する動作をするように設計されています。プライマリユニットを全セカンダリユニット数未満、あるいはそれ自体でも、電力能力、プログラミング、フィードバックスケールファクタが影響を受ける可能性があります。
Secondary Chassis
セカンダリユニットは通常、そのブランク・フロントデザインにより認識されます。セカンダリユニットは、事前設定されたプライマリ/セカンダリシステムの一部として動作するファクトリハードウェアおよびファームウェアの設定であるため、それ自体で機能することはできません。
プライマリ/セカンダリシャーシ正面図
プライマリ/セカンダリシャーシ背面図